市政の動き−定例市議会報告

【18.0729】 日本共産党刈谷市議団の6月議会への意見書案

「森友・加計」疑惑の真相解明

 山本シモ子・野村武文・新村健治の日本共産党刈谷市議団は2018年刈谷市議会6月定例会に意見書案6件を提出しました。
 うち本紙では「『加計・森友』疑惑の真相究明を求める意見書案」をとりあげます。
 その案文や審議結果などのあらましをお知らせします。

森友に国有地8億円も値引きし払い下げ疑惑

「『加計・森友』疑惑の真相究明を求める意見書」案文は、概要次の通りです。
 安倍首相の昭恵夫人が名誉校長だった森友学園は、幼稚園児に「教育勅語」を暗唱させ、運動会で「安倍総理がんばれ!」などと叫ばせる特異な教育を行っていました。その学園に国有地が8億円余も値引きされ払い下げられた疑惑。国会では公文書の改ざんという重大問題を認めさせ、佐川宣寿前財務省理財局長の証人喚問を実現させました。安倍首相夫妻の関与疑惑はいよいよ深刻です。

安倍首相の「腹心の友」 「首相案件」のお墨付き

 首相答弁の「私や妻が関わっていたら総理大臣をやめる」のつじつま合わせに虚偽答弁や公文書改ざんが行われたとみられます。
 安倍首相の「腹心の友」という加計学園の加計孝太郎理事長の長年にわたる要望であった獣医学部の新設は、首相が議長の国家戦略特区会議で唯一例外的に認めました。加計疑惑では、柳瀬唯夫元首相秘書官の参考人招致が実現し、この件が「加計ありき」「首相案件」だったことが浮き彫りになりました。
 これも安倍首相答弁のつじつま合わせとみられます。しかしその後、中村時広愛媛県知事が県文書などで全面的に反論しており、首相と柳瀬氏の答弁は、完全にくつがえされていて、首相はぎりぎりまで追いつめられています。

深刻な国政私物化疑惑 日本の法治国家を憂慮

 これらは、安倍首相夫妻の「お友達」に特別の便宜をはかるために行政がゆがめられたとする疑惑です。こんな深刻な国政の私物化疑惑がそのままにされたら、日本は、法治国家といえなくなってしまうことを憂慮しています。
 ●意見書案の審議 議会運営委員会で審議し、日本共産党の新村健治委員が論陣を張り、清風ク・無所属の会が賛成しました。しかし市民ク・公明ク・真政クが反対し不採択にしてしまいました。

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