市政の動き−コラム「展望台」

No.1910 〈2017-02-18〉 「戦争法」の強行成立、しかし許さず

「戦争法」の強行成立、しかし許さず

 弊紙での「No.1910」にちなんで1910年からはじめます。
 10年5月25日「大逆事件」の検挙開始。6月1日に幸徳秋水を検挙。8月までに菅野スガ、森近運平ら「容疑者」を逮捕。8月22日韓国併合。

 17年3月12日ロシア2月革命。ロマノフ王朝が滅亡しました。国内では18年7月23日「米騒動」。富山県からはじまり、50余日間にわたって、全国に普及したとのこと。寺内正毅内閣を総辞職に追い込みました。
 
 19年にILO(国際労働機関)が創設され、1日8時間労働を定めた第1号条約が締結されました。しかし日本は、労働代表は賛成したものの政府代表と使用者代表が反対し批准せず、今日に至っています。

 25年3月29日男子25歳以上に選挙権を与えた普通選挙法が成立。この見返りに4月22日希代の悪法である治安維持法を公布しました。7月10日は細井和喜蔵の『女工哀史』が刊行されました。

 31年9月18日関東軍は柳条湖事件をでっち上げ、これを天皇が追認し日本帝国主義は、中国の東北地方に侵略戦争を開始。当時支配層は「満州事変」と呼びました。45年8月15日の幸福の日までの「15年戦争」。

 現在の政治状況と酷似。秘密保護法、集団的自衛権行使容認の閣議決定、「戦争法」の強行成立。南スーダンの自衛隊は殺人の危惧が大。次は共謀罪の成立などを狙っています。
 二度と再び戦争への轍を踏んではなりません。一人ひとりの力を合わせ、絶対に戦争を阻止しましょう。

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