市政の動き−定例市議会報告

【12.10.07】 日本共産党刈谷市議団の2012年刈谷市9月議会

悪臭問題、高齢者福祉、生活環境など

 刈谷市議会9月定例会で、日本共産党の新村健治・山本シモ子・野村武文の各市議がおこな
った一般質問のあらましをお知らせします。
 市民のみなさんからのご要望・ご意見に基づいて、一般質問をおこないました。
 今後とも、お気軽に、身近なことなどをお寄せください。

新村健治議員 三和油化の悪臭問題は市が早期に解決を

   三和油化工業?(一里山町)は、悪臭などで地元から苦情が絶えません。排出される汚水・悪臭・騒音などを早急に取り除き、住環境を保持し健康を守ることは、当たり前の企業の社会的責任です。
 新村健治議員は「三和油化の悪臭問題に対し、どのように対処しているのか」と質しました。
 市当局は「地区から相談を受け、地区・企業・市の三者協議を昨年度から年2回開催した」と答弁しました。
 また「地元要望は三者会議で解決されたのか」との問いに「解決手法、改善活動、進捗状況などで意見交換をしている」と答弁。
 しかし「依然、悪臭が漂い根本的に解決していない」というのが住民の声です。
 市当局は「今後は原因者と苦情者の二者協議としたい」と手を引く構えです。
 新村健治議員は「市は、そもそも地元住民の快適な住環境を守る責任があることから三和油化の悪臭問題などを完全に解決し、地元住民が納得するまで撤退してはならない」と強調しました。

山本シモ子議員 市は高齢者を見守り、きめ細かな福祉施策を

   ●配食サービス毎日実施を 高齢者のみなさんは、介護保険制度があっても、保険料・利用料の負担が重くて、必要なサービスを使えず、抑えている、年金が少なく家計のやりくりができない、など暮らしが脅かされています。
 人とのつながりが途絶えがちな高齢者への見守り事業は、地域包括支援センターと連携し、いっそう充実させるよう求めました。
 そして、ひとりぼっちの高齢者を見守る最適な配食サービス事業は、週3回を一日も早く毎日実施にし、さみしい思いをされている高齢者に、あたたかい手を差し伸べるよう要求しました。
 ●個性や人権が大切にされる高齢者福祉を
 養護老人ホームは、行政の責任で運営する施設です。
 所持金を施設が預かり管理することや携帯電話を禁止することなどは、個性や人権を無視したやり方ではないか、と主張しました。
 山本シモ子議員は、がんじがらめの管理ではなく、高齢者の生活をあたたかく見守るようなやり方にするよう強く求めました。

野村武文議員 市民の生活環境の願い 早期実施を市に迫る

   ●JR逢妻駅エレベータの早期設置について、との問いに、市当局は「ホーム上下線と外構南北の計4基を設置し、構内に多目的トイレの併設を予定している。施工時期は、JRと協議中」と答弁しました。
 ●側溝フタの設置は、デンソー池田工場グラウンドから155号線稲場町交差点まで施工中で本年度完成予定している。そこから原崎住宅南交差点までの敷設について、との問いに、市当局は「関係者等と協議し整備に努める」と答弁しました。
 ●重原本町、荒井町など、どの町にもバス停の設置について、との問いに、市当局は「利用者の利便性を考えた運行を検討したい」と答弁しました。
 ●重原地区の刈谷環状線道路に横断歩道の新設か、横断歩道橋の建替えが急がれており安全な歩行のため、早期に設置するよう要求しました。
 野村武文議員はほかに、(1)第2こぐま、親愛の里両保育園の支援を、(2)水道管と消火栓の耐震化を急げ、(3)刈谷駅南口再開発後のチェックを、などについて、取り上げて、市民のみなさんの願い早期実現を要求しました。

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