市政の動き−定例市議会報告
【11.06.12】山本シモ子議員6月議会一般質問
市民の暮らし応援市政に転換を
刈谷市議会6月定例会の一般質問は、1日から行われました。
日本共産党の山本シモ子議員は3日、(1)高齢者の暮らしを応援する施策の充実について、(2)市民の暮らし応援施策について(3)低所得者のための暮らし応援について、(4)非核自治体宣言の制定について、(5)子どもを取りまく環境整備ついての5項目で暮らし応援の市政にきりかえるよう求めました。
質問の主なものを要約してお知らせします。
◆毎日届ける配食サービス
高齢者の健康を守り、安否確認に大きな効果がある配食サービスを全国の地方自治体は毎日行っています。刈谷市では、治療食として月曜日から金曜日までと、週3回のうち火曜日と金曜日は民間業者、木曜日の昼食を市民参加のボランティアで行っています。
山本シモ子議員は、市が責任を持つサービスは週1回、木曜日のみで、治療食を除けばいまだ週3回に留まっている実態は遅れた福祉だと指摘し、毎日届けるサービスにするよう強く求めました。
また、1人暮らしの高齢者が設置する緊急通報システムの設置がまだまだ知られていないのではないか、命を守る大切な制度であり普及に最善をつくすよう求めました。
◆低所得者用市営住宅の建設を
「何度申し込んでも入れない」と、市営住宅への入居希望に応えられない現状を打開するために、新たな市営住宅の建設をするべきと強く求めました。
◆納税者の権利保障を
「まったく仕事がない」という厳しい状況のもとで住民税の滞納者は、08年度14272人、09年度15728人、10年度14836人と高い水準になっています。
市は、滞納者を4月から設立した「愛知県西三河地方税滞納整理機構」に送り、納税者との相談業務を投げ出してしまいました。
行政の果たす役割りは、納税者の権利を守り、税金が払えるように励まし、かつ見守ることではないでしょうか。整理機構に送るべきではないと厳しく指摘しました。
◆住宅リフォーム助成を
このように「払いたくても払えない」という厳しい状況だからこそ、住宅リフォーム助成などを行って新たな仕事起こしで暮らし応援の市政にするべきと強く求めました。
車イスでも安心して乗れるリフト付きバスの要求に対し、市は、現在のバス乗降者は平均20人〜30人あり、リフト付きにするのはむずかしいなどと、車イスは場所をとって迷惑のような答弁は許されません。
だからこそ既存のバス走行ではなく、リフト付きミニバスを走らせることが必要と強く求めました。
◆車イスが安心して乗れるリフト付きバス
車イスでも安心して乗れるリフト付きバスの要求に対し、市は、現在のバス乗降者は平均20人〜30人あり、リフト付きにするのはむずかしいなどと、車イスは場所をとって迷惑のような答弁は許されません。
だからこそ既存のバス走行ではなく、リフト付きミニバスを走らせることが必要と強く求めました。誰もが安心して乗れる市内巡回バスが望まれます。
◆非核自治体宣言は当たり前の流れ
核兵器廃絶と平和の願いを形にする平和行政が強く望まれます。
非核自治体宣言を制定し、広く平和へのアピールをするよう要請。
市長は、宣言の制定を拒否しました。平和への願いも暮らし応援の市政の願いにも背を向けるこんな市政でいいのでしょうか。市政のあり方が問われます。