活動日誌−東奔西走

【23.04.23】西境水源浄水場で異常数値発生

約1万3千世帯が断水に不安

  刈谷市浄水場にて水質に異常をきたし、緊急に給水を停止する事態に見舞われました。
事故は3月8日深夜のこと。住民が寝静まっているさ中です。
早朝にこの事故を知り得た日本共産党の新村健治党市委員長は、西境住宅など北部地域周辺に飛び、住民の不安の声などの聞き取りを行いました。
党市議団より、4月11日に事故報告のまとめを受けたとのことで、その状況報告をお知らせします。

広報車呼びかけは不十分 市民からは怒り

給水の緊急停止は午前2時ごろ「水源浄水場」で水質に異常な数値が確認され、市の中心部を流れる逢妻川より北部地域の井ケ谷東境・西境・今川・今岡・一里山・泉田の7つの町で一般家庭や学校などへの給水が出来なくなり、およそ1万3000世帯に影響を及ぼしました。
 平日の早朝で出勤や、子どもたちが登校などの慌ただしい時間帯に、市民の不安は計り知れません。
 市民は「朝起きたら、水が出ない、わが家の水道が壊れたのか」と思い、ご近所宅やお知り合いにも連絡したところ同様に断水しているとのことでした。
 ある方は「断水でトイレに行けないし、洗濯機がまわせないと困惑」していました。すぐさま「コンビニエンスストアに水を買いに行ったり、ファミレスなどで朝食すませた」と言っていました。
 午前9時ごろから徐々に水道が復旧したということですが、いつもより水圧が低いため生活用水としては使えない状況です。
 市当局は、北部地域に入り「11時から給水を稼働します」と7カ所で広報車が呼びかけていましたが、しかし、走りながら早々に通りすぎるため、東境町の市民からは「聞き取りにくい」と苦情もありました。
 また、給水車での配給の呼びかけのみで、一旦配水を止めたため、水が濁っているということで、濁りがなくなるまで水を飲料水として使用しないようにとの情報提供がなかったといいます。
 原因は、濁りが強い水が十分に沈殿処理されないまま次の工程に流れてしまったことにより、給水停止したとのことです。水道は、生活に欠かすことができないライフラインであり、断水が起きると人々の営みの不安は計り知れません。24時間休みなく浄水処理し、蛇口から出た水がそのまま飲めることができ、みなさんのところへ送り届けています。
 今回の事故を受け、何よりも市民に安心・安全な水を供給する行政の役割を痛感しました。
その役割は、市直営が最も望まれます。

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