活動日誌−思いつくままに
【23.01.29】軍事費2倍は許さず
岸田首相は5年間で43兆円もの軍事費を閣議決定しました。日本国憲法下の国の在り方を根底から覆します。43兆円と行ってもピンときません。今年の5・4兆円を7、9、10、11兆円と増やすテンポで、日本の人口1億人で計算すれば、5年間で一人43万円が軍事費につぎ込まれます。「そんなお金は出せないよ」というのが庶民の気持ちです。
* * *
軍事費が11兆円となれば現在よりも5兆円増えることに。この5兆円を教育や年金、医療に振り向ければどうなるか試算しています。「大学授業料や小中学校の給食無料化(2・2兆円」「年金受給者に一人12万円を増額(4・8兆円」「医療の自己負担ゼロに(5・1兆円)。国民多数の自己負担のかなりをカバーできる規模です。
* * *
この5兆円の確保を医療費負担にかぶせるとしたら、現役世代の3割負担が6割にもなってしまいます。とうてい認められません。コロナ感染推移は止まらず、ロシアのウクライナ侵略によって燃料の高騰で電気代、食料と次々に大幅値上げが続き、こんな中、昨年は年金支給額を0・4%減額し、2年連続削減です。
* * *
23年度の公的年金額についても厚生労働省は、物価上昇分より低い伸び率に抑えて、実質0・3〜0・6%削減する計画です。
物価が上がっても年金を上げない「マクロ経済スライド」を廃止し、減らない年金にすべきです。
政府は、物価高騰が長期化するもとで、困窮する国民の生活に税金を使わず、軍事費2倍は許さず、税金はくらし優先に使うべきです。
岸田政権の戦争する国づくりは許せません。