活動日誌−東奔西走
【12.06.03】 待機児童の解消のために
待機児童の解消のため 105名を予定
刈谷市は5月28日、刈谷市議会6月定例会に先立ち、会派説明会を開きました。
定例会付議事項は、報告案件6件、単行議案2件、予算議案1件の合計9件となっています。
そのうち、主なもののあらましをお知らせします。
第2 こぐま保育園の建設
●民間保育所運営支援事業
待機児童の解消を図るため、社会福祉法人が行う認可保育園の新設費用の補助を行うものです。
刈谷市の保育運動を長年支えてきた、こぐま保育園の第2園が新設される予定です。保護者のみなさんからは「安心の保育」推進という実績があり待望されていたものです。
事業概要は、次のとおりです。
(1)経営主体は社会福祉法人西三河子供の家で、(2)施設名を(仮称)第2こぐま保育園とし(3)所在地は刈谷市半城土町地内で、(4)敷地面積2438平方メートル、(5)構造は鉄筋造2階建て1257平方メートルで、(6)定員は105名を予定しています。
事業費は、2億0700万円余となっています。
旧青葉福祉センター取壊し。その後は未定
●旧青葉福祉センター取壊し事業
旧青葉福祉センターの取壊し事業は、繰越明許費として1億1500万円が今年度に繰り越しされます。
その理由は、当地が道路を挟みJR線路に隣接することから国基準の条件を満たしているかどうかの調査をJRが行っていましたが、その調査が遅れたことによるものです。
現在、JR調査が終了し、これからセンター建物などの取壊し工事にかかり、更地になる完了日は、9月末日を予定しています。
日本共産党市議団は「その後の施設計画は、どうなっているのか」と質したところ、市当局は「未定で今後検討していく」と答弁しました。
この旧青葉福祉センターの跡地利用などに対するご意見ご要望などをお寄せください。
市内中小企業に朗報 雇用促進に期待
●中小企業投資促進補助事業(新規)
市内中小企業の流出防止、雇用の維持拡大、経営基盤の強化により、地元経済の振興に役立てるものです。市調べの市内流出企業は、昨年度で11社としています。
補助は、資本金3億円以下か、従業員数300人以下で、自ら工場などの新設や拡張、機械設備を新設する費用の一部を補助するものです。
その条件は、5年間、常用雇用を10人以上維持することや取得合計額が5000万円未満は対象にならず、補助額は、対象経費に1/20を乗じて得た額で、3億円が限度です。
市当局は、申請を数件と見込み予算計上を2億円としています。市長は「申請が多ければ補正予算を組みたい」としています。
日本共産党市議団は、このほか家族経営など小規模な業者には何らの支援策もないことが問題であり、市独自に零細業者の実情に見合った支援を実施するよう提案しています。
幼児2人同乗自転車購入費補助の見直し
幼児2人同乗用自転車購入費補助制度は、今年10月で実施3年目を迎えます。「BAAマーク」貼付の自転車が対象となりますが、たいへん好評です。
実施当初は、自転車購入費用が7〜8万円でしたが、今では4万円以下となっています。
見直しの内容は、今年10月以降、自転車(オプション購入の幼児用座席を含む)の購入費の1/2の額で2万円(これまで4万円)を限度とする補助額に引き下げられます。
日本共産党市議団は負担増なしとして承認予定です。