活動日誌−行事記録
【10.12.05】 国民救援会碧海支部の定期大会が開かれる
奥西勝さんを一日も早く釈放せよ
日本国民救援会碧海支部(久野金春支部長)の定期大会が11月28日、刈谷民主商工会会議室で、午後1時30分から開かれました。
日本共産党の野村武文議員が参加しました。
冤罪を許さない 国民の運動を
会議に先立って、名張ぶどう酒事件の経過と裁判の問題点を鋭くえぐ
った、DVD『毒とひまわり―テレビ報道番組から・名張ぶどう酒事件の記録』が上映されました。
そのあと、奥西勝死刑囚の無罪をかちとるため、全国的に救援活動を続けている日本国民救援会副会長の稲生昌三さんが「事件発生以来、半世紀、無実の罪で牢獄にとじこめられている奥西勝さんは84歳。一刻も早く釈放し、再審を開始させ、無罪をかちとる国民的運動を強めよう」と力強く報告。
参加者に深い感動を与えました。
大会議案を全員一致で承認
この後、会議に入りました。
日本国民救援会碧海支部長の久野金春さんから開会のあいさつがありました。
議事に先立って来賓あいさつ、メッセージの紹介があり、日本共産党西三河地区委員長の宮本昭さんが祝辞をのべ、岡崎・額田支部と西尾・幡豆支部からのメッセージが紹介されました。
引き続く議案の審議は、支部発足から一年の活動のあらまし、これからの一年のとりくみ、会計報告(決算・予算)、新役員の選出について野村勝昭事務局長が順次提案。
全員の拍手で承認されました。
これからの1年のとりくみのあらまし
事業計画の主なものを要約すると次のとおりです。
(1)会員拡大を上半期で30名増とすることをめざしてがんばります。
(2)名張事件奥西勝被告の無罪、刈谷市職員の倉田康弘さんの労災認定をかちとるため、多くの人々と連帯してがんばります。
(3)来年は地方選挙の年、ビラ配布弾圧などに機敏に対応し民主的権利を守ります。
(4)来年5月に開催予定される西三河救援美術展の成功につとめます。
選出された新役員(3役)は、次のとおりです。
支 部 長 久 野 金 春(刈谷)
副支部長 高 林 誠(刈谷)
副支部長 石 川 勇 吉(碧南)
事務局長 野 村 勝 昭(知立)
次 長 野々山 寛(刈谷)
日本国民救援会の80年余の歩み
日本国民救援会の前身、解放運動犠牲者救援会は、1928年4月7日、絶対主義的天皇制軍国主義の激しい弾圧による犠牲者と家族の救援を目的として結成されました。
戦前の憲兵・特高警察による治安維持法下の弾圧に抗して闘いました。
戦後は、松川事件をはじめ、でっち上げ事件の裁判闘争に勝利するなど世界の裁判史上に金字塔を打ち立てました。
現在では、弾圧犠牲者救援をはじめ権力犯罪の責任追及、過労死や思想差別とのたたかい、冤(えん)罪裁判をゆるさず、わが国の民主主義、人権を守り発展させるうえで、極めて重要な役割をになっています。
協力・賛同いただける方の多数の救援会への入会を期待します。